トランス脂肪酸とは?
脂肪酸の構造の一つで、トランス型の二重結合を有する不飽和
脂肪酸のこと。天然に含まれるものと、油脂を加工・調理する
過程でできるものがあります。
過剰摂取は冠動脈疾患のリスクを高めるといわれています。
トランス脂肪酸低減の取組み
トランス脂肪酸の原因となる「部分水素添加油脂」を使わない商品づくりでトランス脂肪酸量の低減に取り組んでいます。
「トランス脂肪酸」は
なぜ出来るの?
油脂の加工過程においては、液体の油脂から半固体、固体の油脂を作り出す工程(硬化処理)や油脂中の不純物を除去するために油脂を高温下で精製する脱臭工程の際に不飽和脂肪酸中
のシス型炭素-炭素二重結合の一部がトランス型二重結合に
変化します。
そのため、マーガリンやファットスプレッド、ショートニングなどの硬化処理された油脂とそれらを原材料に含む菓子類な
どの食品、硬化処理された油脂で調理された揚げ物などにトランス脂肪酸が含まれています。
「部分水素添加油脂
(PHOs)」とは?
原料油脂の硬さ(融点)を調整する目的で水素添加処理により不飽和脂肪酸の二重結合の一部を一重結合とすることで物性を改質した加工油脂を指します。
<※ PHOs:Partially Hydrogenated Oils の略称>
部分水素添加油脂は、マーガリンなどの軟らかさを改良したり、熱劣化の少ない揚げ油として使用されたり、菓子類に添加して口溶けや歯ごたえを改善したりする目的などに使用されることがあります。
※食品に含まれているトランス脂肪酸には2つの由来があり、
油脂の加工過程で生じるトランス脂肪酸と 天然に生じるトランス脂肪酸があります。
カンピーふんわり
ホイップシリーズは2009年
以降
「トランス脂肪酸」
の低減に取り組んでいます。
「部分水素添加油脂」を使わない商品づくりでトランス脂肪酸が減少しております。
トランス脂肪酸の分析について
「トランス脂肪酸の情報開示に関する指針」に記載されている分析方法(AOAC 996.06)を参考にした方法により測定した参考値です。
お客様に「安心」で「おいしい」
をお届けできるよう
取り組み
を継続していきます。
お問い合わせ先 |
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加藤産業株式会社 上郡工場 お客様相談室 平日9:00~17:00(土・日・祝日を除く) |
もっと詳しくトランス脂肪酸に関する情報が知りたい方は、
農林水産省ホームページへ